秋の旭川遠征2019・最終回
今回訪ねた「旭川空港」には、「北海道のまん中空港」の愛称があります。 地図で確認してみると、「北海道」の真ん中より少し北寄りに位置しているように見えます。 それなのにまん中とはどうなのよ?と、ちょっと思ってしまいました。 ですが、試しに北端の「稚内市」と中央部南端の「襟裳岬」(えりもみさき)とを直線で結んでみると その直線のほぼ真下に位置していました。 しかも、どちらからの距離も約200kmとほぼ真ん中。 さらに南西の「函館市」と、南東の「根室市」のどちらからも約250kmとほぼ同じでした。 おおよそまん中だからその愛称なのかと思いきや、かなり精度が高かったんですね~。 大変失礼いたしました!(^^; さて、帰りに搭乗する「羽田空港」行きは「JL556便」で16:20の出発です。 行きは出発が50分ほど遅れたこともあり、到着してすぐに「空港連絡バス」に乗りました。 そのため「旭川空港」の中を見ている時間はありませんでした。 そこで帰りは早めに空港に行き、ゆっくり見ていくことに。 空港に着いたのが13時頃で、出発までに3時間近くとかなりの待ち時間になってしまったんですけどね(^^; 表紙の写真は、ターミナルビル前の駐車場付近から眺めた「大雪山」です。 市内に架かる「旭橋」からも眺めたんですが、もやがかかっていてほとんどその姿は見えず。 ここからですと約10kmほど近くなることもあってか、かなりすっきりと見えました。 市内と比べて空気がきれいということもあるのかもしれません。 山は雪を頂き、手前の森は赤や黄色に色づき始めているのもポイント。 晩秋の風景を眺めることができてよかった。 その上にいるのは「旭川市」のシンボルキャラクターの「あさっぴー」です。 見た目は「ホッキョクグマ」ですが、元々は「ゴマフアザラシ」らしい。 赤い「マフラー」をたなびかせているその姿、まるで「仮面ライダー」のよう。 そして、右手には「ラーメン」どんぶりを掲げています。 バイクに乗って出前を運んできて「ヘイ、お待ち~」とでも言っているのかな?(違) 「あさっぴーはもともとゴマフアザラシの男の子 ある日の事 あこがれの存在だったホッキョクグマの姿に変身し 「あさひかわ」の「ハッピー」を願うヒーロー「あさっぴー」として誕生したんだよ ・赤いマフラーはヒーローのしるし ・山に囲まれた旭川 その中でも大雪山連峰は市内のどこからでもその姿を見る事ができるよ あさっぴーは大好きな景色をTシャツにしたよ ・旭川のシンボルといえる強くてきれいな"旭橋"があさっぴーのベルトだよ ・大好きなラーメンはフリンジとしてかっこよく着こなしているよ ・ストライプのズボンは旭川を流れるたくさんの川のイメージだよ」 ※説明板より引用、以下同じ そして、町のマスコットキャラクターは「かぐらっきー」です。 頭に3種類の花々を乗せた妖精とのこと。 ここでは飛行機に乗っていますが、コックピットの窓から「ボーイング787」のようですね。 主翼の外側がそり返っている特徴も再現されていますし。 「ペンギン」の行列の後ろにいるのは「ゆっきりん」。 「キリン」の女の子で、「あさっぴー」の幼なじみだそうです。 「ゆっきりんはあさっぴーの幼なじみのキリンの女の子。 ある日のこと 大好きな旭川の雪と融合した姿に変身しました 普段は気が強いけれど本当は優しい女の子です ・神居古潭(かむいこたん)リンゴの袖と花のブローチ ・旭川の美味しい情報をいちはやくキャッチする雪だるまのアンテナ ・雪の結晶の柄のワンピース ・江丹別(えたんべつ)そばのフリンジブーツ」 冬期は道内でも有数の低気温&降雪のある地域にあるにもかかわらず、2017年度の欠航率はなんと0.5%! これだけでも驚異的な数字ですが、さらなる改善を目指す強い意志が感じられます。 「冬でも北海道の拠点に。美瑛・富良野にいちばん近い空港 旭川空港 限界へ、挑む。 就航率99.5%(2017年度実績) 降雪量の多さと、氷点下が続く厳しい気候条件下で 限界に挑んだ結果の数字が、確かにここにある。 100%ではないという事実から、目を背けるな。 欠航率0.5%(2017年度実績) 私たちは誰ひとり、満足はしていない。 妥協を許さない、残り0.5%への一途な思い。 この悔しさを一瞬たりとも忘れずに きょうも、空の下で、0%への挑戦が続く。」 この約1週間後が「ハロウィン」ということもあってか、黒いマントをしています。 そしてその前には大きな「カボチャ」の顔はめパネルが置かれていました。 その右上には「あさっぴー」と「ゆっきりん」のプロフィールが出ています。 この年(2019年)のことかと思ったら、2年前だったんですね(^^; バナーの両側には「ホッキョクグマ」と「ゴマフアザラシ」が並んでいます。 これは「あさっぴー」を意識したものなのかな? 中央にぶら下がっているのは「オランウータン」で、子どものほか「ライオン」や「レッサーパンダ」など いろいろな小さなぬいぐるみを持っていました。 もっとも北側のボーディングブリッジの側面には、動物たちのイラストが描かれています。 その向こうには白い機体がチラッと見えていますね。 胴体部分が隠れていますが、垂直尾翼に書かれたレジ番号「B-99888」が見えます。 これから「中国」の企業が所有している「ビジネスジェット」らしいことがわかりました。 まずは「羽田」に向けて出発する「AIR DO」の「ボーイング767-300ER」。 この「JA01HD」は2000年4月に登録されたもの。 「AIR DO」所属機の中では、1998年3月登録の「JA98AD」に次いで2番目に古い機材です。 また末尾が「HD」となっている唯一の機材でもあります。 「JA98AD」も唯一の「AD」ですけどね(^^; 派生型の「B737-800」は国内各社で使用されていますが、それより少し小さめの「-700」は全18機と少数派。 しかもすべて「ANA」が導入し、うち8機が「AIR DO」へと転籍しています。 また2機は「航続距離延長型」(ER)で、こちらは世界で唯二の存在。 しかも全席「ビジネスクラス」というレア機でしたが、2016年3月に退役しています。 それにしても、このクラスの機体はかわいらしくていいですね~。 「エアバス320-200」、レジ番号は「B-16223」。 緑色を基調としているのは、「エバーグリーングループ」であることから。 会社名が「エバーグリーン」でないのは、かつて「アメリカ」に同名の航空会社があったからだそう。 「エバー航空」といえば、「サンリオ」とのコラボによる特別塗装機が運行されています。 これは2005年から始まり、2008年から2011年の中断はあるものの現在も7機が運用中。 わたしもこれまでに「ぐでたま」や「バッドばつ丸」が大きく描かれた機体を見たことがあります。 折り返し16:20発の「羽田」行き「JL556」便となる機材で、これに搭乗します。 レジ番号は「JA8975」で、この年の7月「釧路」に遠征したとき往復とも搭乗しました。 ですので、この年3度目の搭乗となります。 この機体は1995年5月に登録された、この当時運用中の「JAL」機の中では最古参の機体でした。 昨年2019年11月に退役し、今年の1月15日をもって登録を抹消されています。 まさに退役間近で乗ることができたんですね。 ちょうど日没の時間と重なったため、夕焼けを見ながらのフライトとなりました。 右側の窓側だったのがよかった。 古い機材のためか?「Flightradar24」で航跡が確認できませんでしたが、 おそらく「夕張」付近の上空と思われる場所からの眺め。 画面中央に見える細いラインは「石狩川」です。 このあと順調に飛行を続け18:14に着陸、18:23にスポットに到着しました。 これで「JAL」グループが就航する「北海道」の空港で、未訪問となるのは「女満別空港」のみとなりました。 こちらもこの年(2019年)12月に訪問したんですが、その様子は・・・・・来年アップですね(^^; すべて D700+24-120mmF4G/VR 次回から新シリーズ、インド出張のオフタイム編です。
by sampo_katze
| 2020-12-08 21:00
| 北海道
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