人気ブログランキング | 話題のタグを見る
札幌丘珠空港をひとめぐり
青森~札幌~函館HAC三角飛び+青森遠征編・第3回


札幌丘珠空港をひとめぐり_c0081462_22042392.jpg
「小さいけど札幌市街から近い」


「青森県」東部にある「三沢空港」から乗り、「札幌丘珠空港」に到着しました。
この区間は、「丘珠空港」を拠点として道内に路線を持つ「北海道エアシステム」(HAC)が持つ道外への唯一の路線です。
今回の目的の1つは、この路線に乗ることでした。

もう1つは、「丘珠空港」内にあるレストラン「丘珠キッチン」の名物料理を味わうこと。
ここには、名産の「たまねぎ」を使ったメニューが2種類あります。
一方の「丘珠カレー」はこの年2019年6月、「利尻島」を訪問した帰りに頂きました。
もう一方は「丘珠拉麺」ですが、このときは品切れ。
ですが今回は同じ時間帯でしたがメニューにあり、おいしくいただくことができました。

さて、「丘珠空港」からは宿泊地の「青森市」へと戻ります。
「新千歳空港」からですと「青森空港」行きがありますが、先に書いた通りここからはなし。
また以前に「新千歳」~「青森」は乗ったことがあるので、ここは別のルートをたどってみたいところです。
ということで、「丘珠」から「函館空港」へと飛ぶことにしました。
「札幌」から「函館」まで鉄路を使うと約4時間かかりますが、空路ではたったの45分。
両駅からの乗り換えを含んでも、約2時間半で行くことができます。

どちらも道内の主要都市であり、それに加えて「函館」は「本州」への玄関口でもあるからか
1日6便が設定されていました。
ちなみに、「JR北海道」「特急北斗」も1日12便が運行されています。
どちらも需要の高さがうかがえますね。
「北海道新幹線」が待望されるのもうなづけます。
ということで、出発まで時間があるので「丘珠空港」をひとめぐりしてみることにします。


表紙の写真は、「丘珠空港」ターミナルビルの外観です。
この建物は1992年に建てられたもの。
3階建てで非常にコンパクトにできています。
「札幌」の空港というと「新千歳空港」が知られていて、規模もけた違い。
ですが、こちらは「札幌駅」までバスで30分ほどと近いのが魅力ですね。










札幌丘珠空港をひとめぐり_c0081462_22080025.jpg
「出発ロビー」がある2階の一角には、「丘珠空港」の歴史などをパネル展示で紹介されています。
これはその中からの1コマで、「HAC」の旧塗装です。
機体は「SAAB340WT-B」、レジ番号は「JA01HC」

2011年に「JAL」グループから離脱したことから、ロゴマークも公募によって決定したものに変更。
垂直尾翼の下部にある緑の「HAC」がそれで、機体の色も変更されたようです。
ちなみに残りの2機にもこの塗装がなされる予定だったようですが、変更されず。
2014年に「JAL」グループへ復帰したことから、2016~2017年にかけて3機とも現在の「鶴丸カラー」へと変更されました。
そういう意味ではこのカラーはとても貴重なものだったんですね。


札幌丘珠空港をひとめぐり_c0081462_22080899.jpg
「SAAB340B」の旧シートの展示も。
パネルには現在の革張りになったシートの写真が載っています。


札幌丘珠空港をひとめぐり_c0081462_22081084.jpg
そしてこちらが旧シートの実物。
シートは「ラベンダー」で、シートベルトは青になっています。
この色の組み合わせはちょっと「ANA」っぽい感じもしますね。


札幌丘珠空港をひとめぐり_c0081462_22081330.jpg
「パンフレット」置き場にあった「SAAB340B」のイラスト。
かなりデフォルメされていて、小さくてかわいい機体がよりかわいくなっています。
機体後部のロゴが大きく書かれ、プロペラが回っているところなど芸が細かいですね。


札幌丘珠空港をひとめぐり_c0081462_22081647.jpg
そして後継機の「ATR42-600」のイラストも。
胴体の上に翼がついているところも再現されています。
「SAAB340」とくらべて機体が大きいためか、ややぽっちゃりしたシルエットになっていますね。
ちゃんと1号機に施される特別塗装が描かれているところもニクい!
もちろん、回るプロペラもしっかり受け継がれています。


札幌丘珠空港をひとめぐり_c0081462_22081988.jpg
「手荷物検査場」入口上にある出発案内表示。
「函館」行きの後は、これも重要路線の「釧路」行きが続きます。
こちらも1日4便飛んでいるんですね。


札幌丘珠空港をひとめぐり_c0081462_22082194.jpg
さて、「函館」行きは定刻に合わせて搭乗が始まりました。
座席は「9A」で、主翼の後縁です。
行きで乗った「4A」は主翼の前縁ですが、こちらはエンジンもついています。
そのため視界がだいぶ狭くなってしまうんですね。
ですがこちらはエンジンの排気口はあるものの、それほど大きくないので視界は比較的良好です。


札幌丘珠空港をひとめぐり_c0081462_22082380.jpg
滑走路に向かう途中、窓から「ターミナルビル」を眺めます。
「ボーディングブリッジ」がないので、こちらもシンプルな見た目になっていますね。
工事中だったようで、一部が隠れていますが。


札幌丘珠空港をひとめぐり_c0081462_22082658.jpg
15:50にテイクオフ。
この時期は日の入りが早く、西の空に雲があるのですでに薄暗くなっています。
全体に粉砂糖をふりかけたように、地面がうっすらと雪が積もっているのが見えました。


札幌丘珠空港をひとめぐり_c0081462_22082983.jpg
さらに旋回していくと、眼下に「丘珠空港」が見えました。
下に窓枠が入っていることからわかるように、かなりキビシイ撮影になりますが(^^;


札幌丘珠空港をひとめぐり_c0081462_22083138.jpg
上空に上がると、またしても雲が広がっていました。
ですが、今回は夕日に向かってのフライト。
空も、そして雲の上もオレンジ色に染まっていていい感じです(^^)



5~7枚目 iPhone5S
ほかはすべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は、夕暮れの青森空港に到着します。

by sampo_katze | 2020-12-24 21:00 | 北海道 | Comments(0)


<< 夕暮れの函館空港から新函館北斗駅へ 三沢空港から札幌丘珠空港へ >>