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ワ・ラッセの大型ねぶた~青森空港へ
青森~札幌~函館HAC三角飛び+青森遠征編・第5回


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「闇に浮かび上がるねぶたは幻想的」


3日目の11月23日(土)。
この日は夕方に「青森空港」を出発する便に乗り、「羽田空港」へと戻ります。
時間はありますが、「青森空港」を見て回りたいので少し早めに行きたいところ。
となれば、あまり「青森駅」から離れることはできません。
って、そんなシチュエーションばかりですが(^^;

ということで、「青森駅」のすぐ東側にある「ねぶたの家 ワ・ラッセ」(以下、ワ・ラッセ)へと向かいます。
正式名称は「青森市文化観光交流施設」で、2011年1月に開館。
「青森ねぶた祭」(以下、ねぶた)は、毎年8月2日から7日までの6日間にわたって開催される夏祭りです。
そしてここ「ワ・ラッセ」では、一年中「ねぶた」を体験することができるんです。
ミュージアムエリアで歴史、「ねぶた」の造りなどを学んだら奥へ。
一番の見どころ、「ねぶたホール」が待っています。


表紙の写真は、「ねぶたホール」に展示されている大型ねぶたです。
ここに展示されているのは、「ねぶた」で使われた本物。
祭り終了後にこちらに搬入され、次の年の祭り前まで展示されます。
照明が落とされたホールに浮かび上がる様子は祭り本番さながら?
このときはたまたま見学の方の姿もなく、より幻想的な雰囲気になりました。










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メインエリアの「ねぶたホール」に入ってすぐは、2階から見下ろすような形になっています。
そこから見える1つ目の「ねぶた」は、「瓊瓊杵尊と木花咲耶姫」(ににぎのみこと と このはなさくやひめ)。
右手に「八咫鏡」(やたのかがみ)、左手に「天叢雲剣」(あめのむらくもつるぎ)を持った「瓊瓊杵尊」が左に、
扇を手にして微笑む「木花咲耶姫」が右に、周りには子の「火照命」(ほでりのみこと)、「火須勢理命」(ほすせりのみこと)、
「火遠理命」(ほおりのみこと)が、満開の桜の花の下に集まっています。
勇壮な「武者絵」のような題材が多い中、どこかほのぼのとした雰囲気があるめずらしい作風でした。
そういえば「八尺瓊勾玉」(やさかにのまがたま)はどこでしょう?(^^;

「瓊瓊杵尊と木花咲耶姫
 瓊瓊杵尊は、天照大神(あまてらすおおみかみ)より三種の神器と稲穂を授かり
 「稲を育てこの国を繁栄させるように」と託され、高天原(たかまがはら 天界)から
 葦原中国(あしはらのなかつくに 地上)へと降り立った。これを「天孫降臨」(てんそんこうりん)という。
 日向(ひゅうが)の高千穂に降臨した瓊瓊杵尊は、笠沙(かささ)の岬で木花咲耶姫と出逢い妻にした。
 木花咲耶姫は花のように美しく儚さを象徴しているが、火中出産の説話から母親としてのたくましさも
 併せ持つ女神である。
 生まれた三人の子の名を火照命(ほでりのみこと)、火須勢理命(ほすせりのみこと)、
 火遠理命(ほおりのみこと)といい、その中の火遠理命は、のちに日本の初代天皇となる
 神武天皇の祖父にあたる。瓊瓊杵尊には、五穀豊穣・国家安泰・家内安全など、
 木花咲耶姫には、繁栄・安産・子育てなどのご利益があり、全国各地の神社、
 富士山の守り神としても祀られている。
 ねぶたは、未来の平和や繁栄を祈願し、夫婦神と三柱(みはしら)の子が
 新たな時代の始まりを祝う姿を表している。」

※説明板より引用、以下同じ


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こちらはB面。
華やかでにぎやかなA面とは変わり、落ち着いた雰囲気です。
「富士山」を背景にして、ひょうたんを下げた杖を持つ老師、壺を乗せた鹿、掛け軸をくわえる鶴が並びます。


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老師は右手に筆を持ち、鶴がくわえる掛け軸に「奉祝 令和」と書きつけていました。
「令和」になってから最初の「ねぶた」でしたからね。


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続いては「神武東征」(じんむとうせい)。
全体は表紙の写真左手にあるので、ここではメインとなる部分を切り取ってみました。
「神武天皇」が持つ弓の上に金色の「トビ」が舞い降り、稲光を発しているところです。

「神武東征
 日本の初代天皇である神武天皇(かみやまといわれひこのみこと)は日本を統治する為、
 東を目指し日向(ひむか)の国(宮崎県)を発ちました。幾多の戦いと苦難を乗り越えながら
 神武天皇の軍は東征を目指しました。
 そして、ついに大和(やまと)を治める豪族の宿敵 長髄彦(ながすねひこ)との戦いが始まりました。
 長髄彦の軍に対し、神武天皇は弓を持って小高い丘の上から全軍を指揮していました。
 その時、辺りが急に真っ暗になり黒雲の中から燦然と輝く金色の一羽の大きなトビがあらわれました。
 光がさしたかと思うと、トビは神武天皇が持つ弓の上端に飛来して止まり、
 その体からかがやく金色のまばゆい稲光を発して敵軍の目をくらまし戦意を削いで勝利をもたらしたといわれます。
 神武天皇最大のクライマックスの場面をねぶたにしました。
 その後、神武天皇は、大和を平定し、奈良県橿原(かしはら)で初代天皇として即位したとされます。
 今年は三十年余り続いた「平成」が終わり、年号が新しく変わるこの年に、
 日本に生まれた者として自分の国の成り立ちをねぶたを通して、未来を担う多くの子供たちに知ってほしい
 という熱い思いで制作しました。」



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表紙の写真右手の「紀朝雄の一首 千方を誅す」(きのともお のいっしゅ ちかたをちゅうす)。
三匹の鬼に取り囲まれた「紀朝雄」(きのともお)が、鬼たちを封じるために詠んだ「和歌」を書にし
それを放っているところです。

「紀朝雄の一首 千方を誅す

 草も木も 我が大君(おおきみ)の國なれば いづくか鬼の 棲(すみか)なるべき

 天智天皇(てんちてんのう)の御代(みよ)の伝説である。藤原千方(ふじわらのちかた)という豪族がいた。
 彼は、金鬼(きんき)・風鬼(ふうき)・水鬼(すいき)・隠形鬼(おんぎょうき)という四鬼(よんき)を
 意のままに操ることができた。
 堅固(けんご)な体で矢をも通さない金鬼。大風を吹かせ敵城を吹き破る風鬼。
 洪水を起こし陸地で敵を溺れさせる水鬼。その姿を隠し突然敵に襲いかかる隠形鬼。
 四鬼の術はいずれも人の力では防ぎようがなく、千方の領する伊勢・伊賀両国の王化は難航を極めた。
 こうした事態を受けて、天皇より千方征伐を命じられたのが、紀朝雄という人物である。
 朝雄はかの地に赴くと、冒頭の和歌を一首詠み、鬼たちに向けて送った。
 「草も木もすべてこの国のものは天皇が治めているのだ。鬼の居場所などどこにあろうか。」
 この歌を受けた四鬼は術を奪われ一目散に逃げ去った。
 そして勢力を失った千方を、朝雄は見事討ち果たしたのである。
 新天皇陛下のご即位を奉祝し、新時代「令和」のこの国の安寧と繁栄を祈り願うものである。」



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こちらはB面。
ここはすぐ後ろに「レストラン」エリアがあるため、非常に狭かった(^^;
でもなんとか、撮ることができました。
奥には青鬼がいて、先ほどの老師と同じように「奉祝令和」と書きつけています。
筆を持ったままドヤ顔をしていますね。
それを見た手前の赤鬼が「なんじゃそら~!?」みたいな顔をしています。
シリアスなA面に対し、どこかコミカルなB面という感じが多いですね。


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「ねぶたホール」を抜けるとショップがあります。
「青森」のおみやげがいろいろあるので、のぞいてみるといいですよ。
近くにある「A-FACTORY」もオススメですね。

時間は昼少し前で、小腹がすいてきました。
せっかくなので「ワ・ラッセ」にある「魚っ喰いの田」(でん)に立ち寄り。
のれんには「青森煮干中華そば」の文字と昔ながらの「中華そば」の写真があり、お腹が鳴ります(^^;


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店内は海に面している場所があり、窓の向こうには「青函連絡船」「八甲田丸」の姿が見えました。
1998年3月13日の「連絡船」廃止に合わせて引退。
現在は、海上博物館「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」として公開されています。


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オーダーしたのは「ほたてバター塩煮干し中華そば」
「青森」といえば「ほたて」が名産の1つなので、それにひかれました。
「ワ・ラッセ」の入場券を提示すると100円引きになるので、なくさないように(笑)


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「魚っ喰いの田」を出ると12時少し前。
12時ちょうどに出る「空港アクセスバス」に乗れそうです。
ちょっとだけ急いで乗り場に行くと、ちょうどバスが入ってきました。
無事乗り込めたところでほっと一息。
後ろを見ると、「北海道新幹線」「H5系」カラーのバスがいました。
本家の「H5系」はまだ見てないんですけど、まさかこちらを先に見ることになるとは。


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その奥には「E5系」カラー。
「H5系」との違いは細いラインの色で、「H5系」はラベンダー風に対しこちらはピンク風です。


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さらには「旧国鉄カラー」も。
白と青の組み合わせで、側面には大きな「つばめ」が描かれます。
これはやっぱりレア車なんでしょうかね?


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出発して20分くらいすると、車窓に「八甲田山」が見えてきます。
偶然にも手前に赤く染まった木々が入ってくれました。
おかげで晩秋の雰囲気が出たかな?



8~10枚目 iPhone5S
ほかはすべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は最終回、青森空港をめぐります。

by sampo_katze | 2020-12-28 21:00 | 東北 | Comments(0)


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