冬の網走訪問2019編・第10回
「天都山」(てんとざん)にある観光施設3か所と、凍結した「網走湖」をめぐりました。 これらをめぐるには「網走バスターミナル」や「網走駅前」から出る「観光施設めぐりバス」がオススメ。 1日5便と本数は限られますが、うまく時間配分をすれば効率よく回ることができますよ。 さらに「女満別空港」で購入できる「あばしりフリーパス」も使えるのでおトクです。 「空港連絡バス」にも「施設めぐり」にも使えるので、飛行機で来たときは忘れずに購入しましょう。 さて、「網走湖」の湖畔にある「網走観光ホテル前」から「空港連絡バス」に乗車。 途中で下りるお客さんがいなかったので、6分ほどで「網走駅前バス停」に到着しました。 この時点で14:30ころと意外と早い。 宿に入るにしてもあと30分ほど時間をつぶす必要があります。 そこで駅周辺と、東にある港方面へと歩いていくことにしました。 けっこう距離はありますが、歩きがいもありそうですし。 表紙の写真は、「網走駅」を「国道39号線」沿いにある「駅前バス停」から見たところです。 駅舎は2階建てで、かなりこじんまりしたものになっています。 駅前に広がるこのスペースは「タクシー」や一般車が入るところで、「バス」は入りません。 また「バス停」は2つくらいあって、行き先によって「バス」の停車位置が変わるので要注意です。 階段の右には木製の「駅名標」が掲げられています。 縦書きになっているのはとてもめずらしいですね。 その理由を下記に引用しています。 なお現駅舎は1977年(昭和52年)に改築されたとのことなので、そのときにできたんでしょうか。 「網走の駅は、網走刑務所を意識しているのか、赤レンガのところに、タテに「網走駅」と書かれている。 横書きでない理由は、網走刑務所を出所した人間が、この駅から乗って、社会に出ていくので 「まっすぐ生きて欲しい」という願いがあるせいだという。 『オホーツク殺人ルート』西村京太郎(昭和59年)」 ※「博物館網走監獄」内「監獄歴史館」の説明文より引用 「網走駅の駅名看板と網走刑務所 この網走駅の桂板で作られた駅名看板は、横書き駅名表示の多いなかで縦書きの看板となっています。 旧国鉄時代には、網走刑務所で刑を終えた元受刑者のほとんどが、この網走駅から列車に乗車して 故郷などへ向かって行きました。その網走の街を去る際、 「この縦書き看板のように、横道にそれることなく、まっすぐに歩んで生きて行って欲しい。」 との願いが込められて縦書きになっていると伝えられています。 これは、厳しい中にも豊かな幸をもたらしてくれるオホーツクの海に沿って生きる、おおらかで人情味あふれる 網走市民の暖かな気持ちに支えられ、網走の市民とともに網走刑務所が歩んできた歴史を物語っているものです。 平成15年10月5日 網走刑務所長 記」 ※説明板より引用、以下同じ バリアフリー対応で、「電話機」も低い位置に設置されています。 屋根の部分は「流氷」を模していて、「クリオネ」の写真やイラストで飾られています。 以前は「網走玩具」の「ニポポ」を模したデザインだったようですね。 レンガ風の壁に鉄格子がつけられた「監獄」風になっています。 これもある意味「顔はめパネル」といえるかな? 右下には寄贈元の「博物館網走監獄」の文字が。 気温計もついていて、このときは+5℃になっていました。 この時期としては暖かい方なんですかね? ここの「山門」は、かつて「旧網走監獄」の正門だったものです。 「旧網走監獄」では近くの山火事が原因となる火災が発生。 この正門の先代となる門は焼失し、その後の1912年(明治45年)に再建されました。 そして、ここの「住職」が「旧監獄」で永らく「教誨師」(きょうかいし)を務めたことが縁となり、 1924年(大正13年)にこちらに払い下げられたそうです。 「有形文化財 永専寺山門 旧網走刑務所正門遺構とし旧来の武家屋敷長屋門の形をとり 中央扉口の櫛形アーチづくりドーム屋根など洋風に意匠し和風と洋風の混交は独特である。 創建は明治末期で明治初期の擬洋風建築の流れを受け継ぐ貴重な遺構であり、 また本道行刑史上からも極めて貴重な建造物である。 昭和54年2月 網走市教育委員会」 少し沖にはちょっと変わった形の岩がありました。 これはその形から「帽子岩」と呼ばれているそう。 「アイヌ」が「網走の守り神」としていたとのことですが、詳しいことはわかりません。 15時を過ぎたばかりでしたが、日の光はすでに夕日のようになっています。 おかげで岩が赤っぽい色に染まっていました。 この日は日が差していたものの一転して風が強く、波もこのように白く砕けていました。 でもこれこそ冬の「オホーツク海」という感じがしていいですね。 後から見てみたら、お店の外観を撮ってませんでした(汗) 代わりに箸袋?を。 「サッポロ クラシック」は知ってるけど、「パーフェクト」って何? 調べてみると「サッポロビール」が認定した、「完璧な生ビール」を提供するお店に与えられる称号?のこと。 確かにグラス上部を覆う泡が美しいですね! 「伝説のホップ」と呼ばれる「ソラチエース」を使った逸品です。 「伝説のホップ SORACHI1984 1984年、9月5日。ひとつのホップが、北海道空知郡上富良野町で生まれました。 後に「伝説のホップ」と呼ばれることになる、「ソラチエース」です。 この独特の香りを有する稀有なホップは、作り手の想像力を掻き立てる大きな期待を持って生まれました。 しかし、当時は、強すぎる個性が受け入れられずビールとして永らく商品化されることはありませんでした。 その後、「ソラチエース」は、アメリカに渡ることになり、そこで劇的な出会いがありました。 2000年初頭、クラフトビールブームに火がついたアメリカで、こぞってブルワリーが、このホップを使い始めました。 瞬く間に、注目の的となった「ソラチエース」。 そして、2019年。およそ35年もの時を経て、「ソラチエース」を開発したサッポロビールが 「SORACHI1984」を発売しました。凛として、香りたつ。ふくよかな味わいを、是非、お楽しみください。」 「喜八」おススメの「鯨料理」の中から盛り合わせを。 順番は左から「尾羽毛」、「ベーコン」、「ジャーキー」ですね。 左から「にしん」、「まぐろ」、「ほたて」、「ほっき」、「青ぞい」です。 「にしん」を刺身でいただけるというのはご当地ならではでしょうか。 まれにパサつくことがある「レバー」。 ですが、「赤ワイン」に漬けたことでしっとりとして味わい深い一品になっています。 メニューを見ていて気になった「カラスハモ」。 後で調べると、標準和名は「イラコアナゴ」というらしいです。 「マアナゴ」の代用とされることが多いとのことですが、比べないとちがいがわかりません(^^; 肉料理を追加したので、付け合わせとしてオーダー。 もういうことなしの美味しさですね。 最後にオーダーしました。 「山賊風」はダテじゃなく、見た目よりもボリュームあり! 〆の一品はあきらめ。 でも「網走」ならではの逸品が存分に味わえたので大満足に一夜となりました(^^) 1~8枚目 D700+24-120mmF4G/VR 10~17枚目 iPhone5S 次回は最終回、女満別空港をめぐります。
by sampo_katze
| 2021-01-20 21:00
| 北海道
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