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女満別空港をめぐる
冬の網走訪問2019編・最終回


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「一夜にして銀世界に!」


3日目の12月8日(日)。
この日は「女満別空港」15:05発の「JL564」便に乗り、「羽田空港」へと戻ります。
いつものとおり、出発までの時間が中途半端に長くなってしまいますが(^^;
初日の到着後はすぐに「空港連絡バス」に乗ったので、「女満別空港」をめぐっていません。
なので、早めに空港に移動することにします。

ちなみに「女満別空港」の歴史は古く、開設されたのは1935年(昭和10年)のこと。
「中央気象台」、現在の「気象庁」が気象観測用として開設したのが始まりでした。
場所は現在の「女満別空港」のすぐ北で、「航空写真」を見ると「滑走路」の跡が確認できます。
1985年(同60年)4月に「ジェット化」と合わせ、現在の地に移転して「新女満別空港」が開設。
その後の1987年(同62年)4月に名称を「女満別空港」へと変更、現在に至ります。


表紙の写真は、3日目の朝の窓からの眺めです。
前日の夜に夕食に出たときとは風もなく、穏やかでした。
ですが、朝になって窓を開けると景色が一変!
なんと銀世界になっていました(^^;
それほどの積雪ではないのはありがたいですが、気温は相当低くなっていそうです。










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バスは12時過ぎに出発するので、それまで市内を散策して時間をつぶそうと考えました。
ですがあまりにも寒く、風も結構あったので早々に「網走バスターミナル」へと入りました(^^;
ちなみに「バスターミナル」には「コインロッカー」があります。
「機内持ち込み」ができるサイズであれば預けておくことができますよ。
もちろん大型サイズには対応していないので、この場合は宿泊先を利用しましょう。

さて、「バスターミナル」から「空港連絡バス」に乗って「女満別空港」に到着。
空港周辺は雪がまったくなかったのでちょっと拍子抜けでしたね。
さっそく1階の「チェックインカウンター」で荷物を預けて身軽になります。
そして「ターミナルビル」を撮るべく、駐車場の外周を歩いて場所探し。
前面がガラス張りで、左右の一部に茶色い構造物がついています。


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「ターミナルビル」内には特に目を引くオブジェなどはなく、シンプルな感じでした。
ですので、3階の「屋上送迎デッキ」へと上がります。
外周は細かいフェンスになっていますが、レンズ穴は開いていました。


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右奥に見えるのは「藻琴山」(もことやま)。
空港から見て南南西にあり、標高は999.9m。
左右にとても長い裾を引いているのがわかりますね。
この向こうには「屈斜路湖」(くっしゃろこ)があります。


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駐機場にいたのは「AIR DO」「ボーイング737-700」
レジ番号は「JA12AN」で、末尾の「AN」からわかるように元「ANA」機です。
2007年9月に登録され、2016年1月に「AIR DO」へ移籍しました。
主翼先端にある「ウイングレット」の内側には、公式キャラクターの「ベアドゥ」の姿が見えます。
機体によってデザインが異なっているようですね。
全面特別塗装の「ベアドゥ」機は知っていましたが、「ウィングレット」については今回初めて知りました。
てっきり同一デザインだと思っていたので(^^;


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さて、昼食は空港内にある「レストラン ピリカ」でいただくことに。
ここでは地元「網走ビール」「ビール」「発泡酒」3種が味わえます。
まずは「発泡酒」の「流氷ドラフト」
その名のとおり「流氷」を仕込み水に使い、「クチナシ」の色素で鮮やかなブルーに仕上げた一品。
見た目が美しいですが、個人的にはちょっと口に合いませんでした(^^;

「青い発泡酒  流氷DRAFT
 オホーツク海 流氷使用
 天然色素クチナシ使用。
 今までにない澄んだ鮮やかなブルーに仕上がりました。
 冬の網走を代表する流氷を、仕込み水に用いた発泡酒です。」


北海道 網走地ビールの網走ビール


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一転して鮮やかな赤い色の「桜桃の雫」
地元産の「さくらんぼ」を使った「発泡酒」です。
ほんのりとした甘みがあり、意外とおいしかったですね。

「桜桃の雫 チェリービア
 網走産さくらんぼ
 オホーツク海の豊かな気候が育んだ味わい豊かな網走産さくらんぼを使用。
 素材の美味しさそのままに、フルーティーな甘みとさわやかな香りを是非お楽しみ下さい。」



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「網走」の名所にちなんだ命名の「監獄の黒」
やっぱりこれが一番口に合いました(^^)

「黒を極めると、こうなる。
 監獄の黒
 網走監獄をイメージした、黒ビールが誕生。
 黒を極めた、その「答え」がここに。
 この味に、あなたは囚われる。」


ほかにも「北海道」ではおなじみ、はずし厳禁?の王道「サッポロクラシック」
「オホーツクビール」「エール」「ピルスナー」の3種が味わえます。


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おつまみはまずは「北見産玉葱のリングフライ」
サクッとした歯ざわり、そして甘味がたまりません。

「北見産の甘い玉葱をリングフライで召し上がれ。」


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「鮭のチャンチャン焼き」がなかったので、代わりに道内らしい一品として「あつあつ鉄板ジンギスカン ラム肉」を。
ジューシーな「ラム肉」とたっぷりの野菜がうれしい。
これは「ビール」が進みますね。

「あつあつの鉄板の上にラム肉ジンギスカン、たっぷりの野菜と共にどうぞ。」


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〆に「ミニかにわっぱ」を。
フルサイズだと多いと思ったので、これはうれしかった(^^)
ごちそうさまでした!


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食後はふたたび「屋上送迎デッキ」へ。
14:10に「羽田空港」からの「JL567」便が到着しました。
機材は「B767-300ER」、レジ番号「JA656J」です。
番号は56番ですが、途中に欠番と貨物仕様機3機があるので旅客仕様機としては29番目。
2011年9月に登録されています。


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14:40頃に搭乗開始。
窓の外では「ANA」の「新千歳空港」行き「MH4866」便が出発準備完了。
エンジンスタートを待つ状態になっていました。
機材は「ボンバルディアDHC-8-Q400」、レジ番号「JA857A」
2011年5月の登録から2018年3月12日の最終運航までの7年間、
緑ラインの特別塗装をまとった愛称「エコボン」として飛んでいました。

さて、搭乗機は定刻より5分より早い15:00ちょうどにプッシュバック開始。
15:08にRWY36から離陸しました。


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道中は雲が多かったので省略し、まもなく到着というところまで進めます(^^;
「千葉県君津市」上空で北寄りに向けて旋回すると、夕焼けのシルエットになった「富士山」が見えました。
左下のとがったところは「富津岬」(ふっつみさき)ですね。
右側の席だったら、途中から長くこの夕景が見られたのかな。
その後の16:41、RWY34Rに着陸しました。


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着陸後ターミナル北側の誘導路を進んでいくと、窓の外に真っ白な機体がいるのが見えました。
レジ番号「JA8975」で、元「JAL」の「B767-300」
1995年6月に登録された当時の最古参機でした。
この機体にはこの年2019年7月に「羽田」~「釧路」の往復、10月の「旭川」→「羽田」の帰路で搭乗。
偶然とはいえ、退役前に3回も乗れたというのはラッキーでしたね。

11月に退役し、明けて2020年1月に登録を抹消。
「アメリカ」「ユニカル・アヴィエーション」へと売却され、レジ番号も「N982UA」に変更となりました。
機齢を考えると部品取りになってしまう可能性が高いです。
ただ個人的には「貨物機」としてでも復活した姿が見られるといいなと思いますね。
いずれにしても、美しい夕焼けと「富士山」のシルエットをバックに見送ることができたのはよかった。

さて、そうこうしているうちに定刻より12分早い16:48にスポット到着。
2019年最後のフライトを無事締めくくることができました。
同時に「JAL」が就航する「北海道」&「東北地方」の空港訪問も完了。
この年のフライト回数は「インド」への出張も含めて60回でした。
これは2018年の58回を上回り、過去最高回数に。
いい年となりました(^^)



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ほかはすべて D700+24-120mmF4G/VR


次回から2020年の訪問記スタート、まずは静岡・鹿児島編です。

by sampo_katze | 2021-01-22 21:00 | 北海道 | Comments(0)


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