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松本市時計博物館でドハマり
8月限定!松本空港周遊2020編・第7回


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「外観は素通りしてしまうくらい地味だった」


「松本城」の見学を終えて、「本丸」の北側へと出ます。
まだ時間はあるので、ここから再び周遊バス「タウンスニーカー」に乗車。
「池上百竹亭」(いけがみひゃくちくてい)から「本町」(ほんまち)へと移動します。
次の目的地は「松本市時計博物館」(以下、「時計博物館」と略)。
観光マップを見ていて気になった場所です。
「松本城」からは歩いて10分ほどのところにあるんですが、やはり暑さには勝てず(^^;
日和ってバス移動としました。
真夏でなければ、どこも歩いて巡れたところですけどね。

「時計博物館」の開館は2002年(平成14年)のこと。
今年でちょうど20周年になるんですね。
収蔵品のベースとなったのは、「本田親蔵」(ほんだちかぞう)氏がコレクションしたものだそう。
これに市民らが寄贈した時計も加わり、とても充実した展示内容になっています。
じっくり見ていたら1日では足りないかも?(^^;


表紙の写真は、「時計博物館」の入口付近の様子です。
思ったより小さな建物で外観も地味だったので、ちょっと迷ってしまいました(汗)

「"時"を超えて動き続ける古時計の魅力  松本市時計博物館
  昭和49年(1974)、本田親蔵(ほんだちかぞう)氏(明治29年・1896~昭和60年・1985)は生涯をかけて蒐集(しゅうしゅう)した
 貴重な和洋の古時計コレクションを、人びとに親しんでほしいと、松本市に寄贈されました。以来、本田コレクションは
 松本市立博物館を代表するコレクションのひとつとして人気を集めてきました。その後、市民から寄贈された時計も
 コレクションに加わり、より充実した内容となったことから、本田氏の願いを実現しさらなる活用を目指して、
 平成14年(2002)9月1日、松本市時計博物館が開館しました。
  時計博物館の最大の特徴は、時計をできる限り動いている状態で展示していることです。このため、様ざまな古時計の
 時報も堪能することができ、時計の魅力をより一層お楽しみいただけます。常設展示は、約110点の時計と関連資料を
 テーマに沿って紹介し、収蔵する300点余りの本田コレクションを中心に随時展示替えをしながらご覧いただいています。
  日本最大級の大きさを誇る振子型時計をシンボルとした時計博物館は、JR松本駅と松本市立博物館・国宝松本城を結ぶ
 散策ルートにあり、松本市のランドマークとして定着しています。松本まるごと博物館のテーマ拠点施設として、
 訪れた皆さんに大きな感動を呼ぶ博物館でありたいと願っています。」

※パンフレットより引用










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展示されている時計の数は膨大!
ですので、気になったものをピックアップしていきます。
まずは「床置塔時計  19世紀 フランス」


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続いて「八日巻置時計  大正時代 日本」
タイトルだけで説明がなかったので詳細はわかりません(^^;
おそらく8日間はぜんまい(?)を巻くことなく、時を刻むことができるのかと。


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ちょっと変わった「金魚時計  大正時代 日本」
「金魚鉢」と一緒になったような感じですね。
肝心の時計は上部についているようですが、どうやって読むのかな?


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「文字盤回転時計  19世紀 ドイツ」
通常は針が回って時を示しますが、こちらは「天使」が持つ針は固定。
代わりに文字盤が回ることで時を示してます。



「和時計の世界」のエリアへ。
国内に「機械時計」が伝わったのは1551年のことのよう。
かの「フランシスコ・ザビエル」もかかわっていたんですね。

「和時計の世界
 天文20年(1551)、キリスト教宣教師フランシスコ・ザビエルが、周防(すおう)の大内義隆に機械時計を伝えたのをはじめ、
 西洋諸国から各地の戦国大名に機械時計が贈られました。江戸時代になると、幕府や藩は「御時計師」を抱え、
 盛んに和時計の製造を命じます。その時計をもとに「時の鐘」を撞いて、庶民たちに時を知らせていました。
 江戸時代の終わりには、不定時法に対応する時計や、尺時計、枕時計といった小型の時計が製造されるようになりました。」


「不定時法と時計
 機械時計が伝えられた当時の日本では、昼夜をそれぞれ6刻に分け時刻を表していました。
 この時法は、昼と夜、また同じ昼でも夏と冬では1刻の長さが変化するので不定時法といいます。
 そのため日本では、指針の進むスピードを昼夜自動的に換える二挺天符(にちょうてんぷ)の時計や、
 文字盤を調整する割駒式文字盤(わりごましきもじばん)など、不定時法に合った時計を工夫しました。」




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「和時計」と聞くと頭に浮かぶのはこちらの形。
その見た目から「櫓時計」と呼ばれていたのかな?
国内に「機械時計」が伝わってほどなく国内で製造されたようですね。

「和時計の製造
 日本で初めて製造された時計は、京都の津田助左衛門が徳川家康に贈った時計といわれています。
 松本藩では「松本城本丸御殿絵図」に「御時計間」があり、この部屋で時を計り太鼓門の櫓で時を知らせていたと考えられます。
 松本藩には、安曇郡上野村(現在の梓川上野)出身の渡辺虎松信徧(わたなべとらまつのぶゆき 1782~1849)という
 「御時計師」がいました。」




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こちらも「和時計」の1つで「尺時計」というもの。
このような形のものがあるというのは知らなかったですね。
意外にも庶民の間にも広まっていたよう。
時間に正確な国民性はこのころから培われていたといえそうです。

「尺時計
 尺時計は、日本特有の非常にシンプルな時計です。
 木箱には割駒式の文字盤が付けられ、動力用の錘(おもり)に付けられた指針が時刻を示すという仕組みです。
 そのため、尺時計は安価で庶民の間にも流通したといわれます。
 毎日暮れ六ツの鐘に合わせて鍵で錘を巻き上げ、月に2回割駒の位置を調節することで時刻を知ることができます。」



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「和漢三才図会」(わかんさんさいずえ)と呼ばれる書物から。
先の「櫓時計」の構造について説明されています。

「和漢三才図会
 この本では櫓時計を「自鳴鐘(じめいしょう)」と紹介されています。
 「どれも内部の仕掛けは、刻歯の多くついた車輪のようなものが相接していて、
  機転運旋(きてんうんせん(?) ぐるぐるとめぐりまわり)する。
  鉄で作ってあって世牟末伊(ぜんまい)を名づけている。これが仕掛けの根本である。」
 とその仕組みについて記されています。」



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「懐中時計」のいろいろ。
持ち運びにも便利な小型の時計ですが、さすがに庶民にまでは広まらなかったよう?
「日時計」を使っていたとのことなので、出先では厳密な時刻を知る必要はなかったんでしょうね。

「懐中時計
 懐中用の和時計は、印籠に時計を仕込んだ「印籠時計」や、西洋の懐中時計を不定時法に合わせた
 分厚い「饅頭時計」(まんじゅうどけい)などがあります。その多くは、ぜんまい動力の西洋の懐中時計を1日1回転に改造し、
 割駒式文字盤を施したものです。庶民の間では、安価な日時計が携帯時計として普及しました。」



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ここからは近世?の時計です。
こちらは「オルゴール付目覚時計」
目覚まし用のベルとは別に「オルゴール」がついているようです。


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ちょっと変わった形の「振子回転置時計」
「振り子」が時計の下ではなく、上に取り付けられているのが面白いところ。

「振子回転置時計  20世紀 日本
 上部のドームから振子が吊るされており、ぜんまいを巻くと振子の真下にある心棒が回ります。
 心棒が振子の先端に振れるため、振子全体も水平に回転する仕組みです。」




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「置時計  20世紀 スイス・インホフ社製。
 お坊さんが鐘をついて時間を報せてくれます。」


左のお坊さんがもつ紐が鐘につながっていて、鳴らすようになっているですね。
その右には寝そべっているお坊さんがいるのがシュールです。


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「今月の特別展示」から「双鈴目覚時計 明治~大正時代 精工舎」
「目覚し時計」というと、ベルが本体の上についているイメージがあります。
ですがこちらは本体の下についていました。
ベルが重いので、下につけたほうが安定するってことでしょうか?
あるいはなかなかベルを止めることができず、確実に起きられるとか??


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最後は「ローリング・ボール・クロック 日本/昭和」
時計の下にある板が動き、その上に乗った小さな鉄球が溝に沿って動きます。
この写真(静止画)ではその面白さが伝わらないのが残念!(汗)



すべて D700+24-120mmF4G/VR


次回は最終回、夕食と松本空港からの帰りです。
by sampo_katze | 2022-01-28 21:00 | 東海・中部 | Comments(0)


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