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大江戸大道芸
梅見オフ会下見編・最終回。


「あぁ、さって! あ、さって!

  あ、さってさってさってさって!

    さては南京玉すだれ!」



この時期、小石川後楽園では「黄門様のお庭で梅まつり」の一環として
さまざまなイベントが行われます。
この日は「佃川流大江戸玉すだれ」が13時と15時の2回にわたって開かれます。。
ちょうど園内を1周した頃に2回目の始まる時間になったので、のぞいてみることにしました。
わたし自身、この語りだしは聞いたことはあるんですが実物は見たことがなかったですしね。

ちなみに頭に「南京」とつくので中国が発祥と思われがちですが、実は日本生まれなんだそう。
さらに詳しいことについては、リンク先にある「玉すだれとは」の記事をご覧ください。
当日の演目の合間にも説明があったんですが、全部は覚え切れませんでしたから(^^ゞ


大江戸玉すだれホームページ









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演じるのはこちらの佃川まつばさんと、家元である佃川燕也(えんや)さん。
頭に手ぬぐいをかぶっていますが、このかぶり方は「吉原被り」(よしわらかぶり)というんだそうです。
吉原に通う客が被っていたことからつけられた名前なのだとか。
遊里の芸人や物売りなどが多く使っていました。

手に持っているのが「玉すだれ」。
一見、巻き寿司に使う「巻きす」のようですね~。
これが変幻自在に形を変えていく様は面白いです☆


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まずは出雲大社。


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えびす様が釣りをしてま~す。

・・・はて、えびす様の竿にリールなんてついてたっけ?
なんてツッコミはなしで(笑)


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え~っと、これは何だったっけ・・・σ(--;


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上の輪っかをくるりとひねれば魚が登場!
めでたいですから「鯛」です。


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虹の架け橋。



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紅白のすだれをさーっと伸ばしてフィニッシュ!


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伸ばしたすだれを元に戻しながら、玉すだれについて話してくれているまつばさん。
一見簡単そうですが、これが意外と難しいそうです。
重さも見た目以上にあるようで、自由に操れるようになるのは大変そうですね。


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燕也さんの「片足かっぽれ」をはさんで、次のお題目の「かっぽれ玉すだれ」へ。
ねじり鉢巻にたすき掛けで、雰囲気ががらりと変わります。


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紀伊國屋文左衛門のミカン船。


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これも・・・・・忘れちゃいました(^^;


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丁々発止!


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そしてキメ!

演目は約30分だったんですが、あっという間でした。
いや~面白かったです!

人垣の後ろからの撮影ですのでちょっとイマイチなところもありますが、そこはご容赦を(^^ゞ


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おまけ。
地下駐車場ではありません。
地下鉄日本橋駅の地下通路です。
死角だらけですね(^^;


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日本橋御幸(みゆき)ビル。
Y字路に建っているので独特の形をしています。
それでいて外壁がレンガ風というギャップが面白いですね。


1~13枚目 D40+VR70-200mm
14、15枚目 D40+DX12-24mm



次回から梅見オフ会・本編がスタートします。
by sampo_katze | 2008-03-27 20:00 | 散歩 | Comments(6)
Commented by OM1ユーザー at 2008-03-27 21:59 x
大江戸玉すだれ、見事な物ですね。

実物はもちろん写真でも初めて見ました。

まつばさんが何となく伊東ゆかりさん(古いかな)に面影が似ている様に感じ、好感度抜群ですね。

人垣の後ろからの撮影にもかかわらず良く撮れていますね。
VR70-200mmで構えっぱなしで腕が痺れなかったですか。
Commented by ironsky at 2008-03-27 23:43
「あ、さて、あ、さて、さては、なんきんたますだれ。」
子どもの頃に、不思議だなって思いながら見ていたのを思い出しました。
Commented by 信州ぺこ at 2008-03-28 22:12 x
南京玉すだれ、って今までいわゆる扉にかかっている「すだれ」を
想像していました。
こんなのだったんですね~、へへぇ。

3枚目は「火の環」かなぁと思いました。

猫さん、動き物、ちゃんとシャッターチャンスをとらえてますね。
すごいです。
Commented by sampo_katze at 2008-03-28 22:23
OM1ユーザーさん、こんばんは♪

玉すだれ、なかなか見ごたえがありましたよ(^^)
寿司巻き(笑)があんな風に変幻自在に形を変えていく様子は素敵ですね!
思わず引き込まれてしまいます。

伊東ゆかりさん、思わずググってしまいました(^^ゞ
昨年もベストアルバムを出していて、まだまだ現役でらっしゃるんですね☆

人垣の後ろで、見物の方々の頭が写らないように
庭園にある椅子に上って撮ろうかと思ったんですよ、実は!(笑)
ボディがD40だったので、ちょっとバランスがきつくて厳しかったですね~。
これがせめてD70だったらずいぶんちがったと思うのですが
この日の午前中にトラブル発生してたもので・・・(汗)
Commented by sampo_katze at 2008-03-28 22:29
ironさん、こんばんは♪

わたしも小さい頃に見ていたら、
玉すだれが次々と姿を変えていく様子に夢中になっていたと思います(^^)
大人に(おじさんに?^^;)なった今見ても、とても新鮮な気持ちで見られますからね!
Commented by sampo_katze at 2008-03-28 22:36
ぺこさん、こんばんは♪

「すだれ」自体はまさにおっしゃっているもの、そのものなんですよー!
頭に「玉」がつくのは「高貴な」という意味を込めているのだそうで。
「御簾」(みす)という言葉がありますが、これも「簾」(すだれ)に「御」の字をつけたものですし(^^ゞ

で・・・いつの時代の発祥かはわかりませんが、
このすだれを使ってこんな風に遊び始めた人がいたんでしょう。
そのアイデアを発想した力はノーベル賞ものかも!?(^^;

「火の環」
あー、確かに!

動き物とはいえ、それぞれの動作に「間」があるんです。
そこを狙ってAFすれば簡単に撮れますよ☆
ってか・・・・・・そうでもないとここまできれいに撮れませんから~!(笑)


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