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水上の彩り@魚眼
掛川花鳥園編・第2回。


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「誕生」
※2006年1月29日撮影


スイレンのプールはかなり広く幅もあるため、中央付近に咲いている花を撮るには望遠レンズが必要になります。
でも花によってはプールサイドに近いところで咲いているので、標準レンズやマクロで十分撮ることができます。
おまけに水面がおとなの腰あたりの高さにあるので、花を真横からねらうのも楽々できるんですよ♪


ここからが本題。

さらに手が届きそうなところで咲いている花があるとどうなるか?
で、ついやってみたくなったのが「魚眼 DE Macro!!」です。
「接写」というとマクロレンズが定番ですが、こと「被写体に寄れる」という点なら魚眼レンズも負けてはいません。
わたしが持っているニコン純正の「AF DX Fisheye-Nikkor ED 10.5mm F2.8G」はレンズ前面から約3cmのところまで寄れます。
(当時はこれしか選択肢がなかったので・^^;)

今ならトキナーの「AT-X 107 DX Fisheye (10~17mm F3.5-4.5 IF)」がオススメ☆
魚眼レンズでありながらズームができて、レンズ前面から2.5cmまで接近可能。
しかもレンズ表面は撥水性、撥油性が高い(要するにレンズの汚れに強い)ので安心して寄れるというメリットがあります!

ただ、どちらのレンズもAPS-C用レンズですのでフィルム一眼やフルサイズデジ一眼では「魚眼として使えない」ので注意が必要です。
わたしは持ってないので作例を挙げられませんが、トンネルの出口を写したような感じで四隅に黒い部分が出てしまいます。
もっとも、それはこの2本に限ったことではないですけどね(^^;


<注意>
 今回のような写真を撮るとき、プールに機材を落とす恐れがあります。
 実践されるばあいは自己責任にてお願いします。










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まずは日の丸構図から。
プールのふちから体を乗り出し、花の真上にかぶさるようにして撮影しています。
もちろんファインダーはしっかりのぞいてますよ(^^;

言うまでもありませんが、バランスを崩せばカメラごとプールに「突入!」ですので
足元をしっかり安定させてから撮ってます。


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同じ花を横からねらってみました。
アングルファインダーを使用しています。
温室の奥行きがより強調されてますよね?

このときは空はあいにくの曇り空だったんですが、このような撮影の時にはかえって好都合です。
カメラやレンズ、時には自分の影が花にかかってしまいますからね~(^^;


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通路に向かって咲いている花がありました。
これならそれほど危険ではありません。
アングルファインダーは使いましたが、ごく普通に撮影できます♪


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魚眼と望遠マクロで写り方の比較をしてみます。
こちらは魚眼で撮ったもの。
手前側に伸びる花びらの先端はほぼレンズに触れるくらいの距離になってます。


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こちらは150mm相当の望遠マクロで撮ったもの。

絞りは魚眼がF6.3、望遠がF7.1でほぼ同じです。
望遠は絞り込んでも花芯以外はボケてますね。

花の形をみると、どちらも極端な差はありません。
魚眼でも中心付近に被写体を持ってくれば、大きく歪まずに写るんですね(^^)


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超大輪のスイレン「ギガンテア・ハドソニアナ(原種)」です。
「ギガンテア」とは「大きい」という意味。
花の大きさはちょっとわかりませんが、上の花が最短撮影距離付近で撮影しているのに対し
こちらは少し引いたところから撮っています。
そうしないと画面からはみ出してしまうんですよー!!


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その大きさゆえに水面にプカリと浮いた状態で咲きます。
花びらの一部は水につかってしまってますね(右下のあたりです)。

この写真はアングルファインダーを使って、カメラを水面ぎりぎりまで下げて撮っています。
表紙の写真も同様で、左手の甲は水に浸かっている状態。
ストラップを手に巻きつけて滑り落ちないようにしているとはいえ、ちょっとヒヤヒヤしながらの撮影です(^^;


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ギガンテアのしべは他のスイレンとはちがって、茎(?)の部分と先端部分が明確に分かれています。
しかもかなりたくさんのしべがついてますね。
こうしてアップにしてみると、冷やし中華に乗ってる錦糸玉子みたいにみえる?(^¬^*)


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たまにノーファインダーで撮ることもあります。
水面にわたしが映りこんでますね(^^;
実はこの写真、寄りが甘いために中途半端になってしまっています。
本来ならボツにするところなんですが「こんな風にも撮ってます」といういい例になるかな?と思いアップしました(笑)

魚眼は視野角が非常に広いです。
ストラップが下がっていると写ってしまうので、落下防止も兼ねて腕に巻きつけます。
そして体を乗り出して花の真上にカメラが来るようにして撮ります。
首を曲げているのは、自分の頭の影が花にかからないようにするため。
曇ってるときならこんな苦労はいらないんですけどね~(^^;


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ファインダーがちょっとでものぞけるような状態であれば、事前に被写体が真ん中に来るようにあわせておきます。
そのまま目を離し、カメラを光軸と平行に移動させて被写体に接近させてからシャッターを切るなんてこともあります。
これはピントはまずまず(本当はビシッと決めたいところ!)、主役の花と背景のバランスもちょうどいい感じに撮れた1枚です。

もちろんAFで撮りますが、思った場所にピントが来ないこともしばしば(^^;
でもデジタルですから、何度でもやり直しができますからね!


昨年の冬以降、好みが望遠にシフトしていて魚眼はずっと出番がありませんでした。
久しぶりに花鳥園にでかけたとき、スイレンの接写をしていたことを思い出して撮影してみましたがやっぱり面白いですね☆
被写体の配置によっては魚眼らしい歪んだ世界にもなるし、超広角っぽくもなったりとバリエーション豊かに撮れますし。
でもある程度被写体に寄らないと、中途半端で単なる歪んだ写真になっちゃうのも事実(^^;
そのあたりは未だ試行錯誤が必要ですね~。


6枚目 D300+VR105mm/micro+TC-14EⅡ
ほかはすべて D70+DX10.5mmFisheye


次回は花鳥園一の大所帯、メキシコインコの登場です。
by sampo_katze | 2008-09-03 20:30 | 花鳥園 | Comments(0)


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